✒️Christmasser 2

西尾 彩




『クリスマッサー』と名付けてみると

ちょっとクリスマッサー達が

可愛く尊く思えてきた。




彼らの笑顔は

クリスマスという日を彩るための

最高の飾りである。




そう考えると、

クリスマスにバイトに入っていたのは



人手不足だからとお願いされ

断る理由も無かったのはあるが、



結果、店を助けたのはもちろん、

クリスマッサー達を

下支えしていたことにもなる。





私の働きがクリスマッサー達の

一助になっていたのかと思うと、

何だか誇らしい。





そして去年は小川で初めての

クリスマス・イヴを迎えたわけだが


土曜日だったためいつも通り出勤した。



そして思った。



純クリスマッサーではないが、


クリスマス・イヴに

華やかなドレスに身を包み、

美味しいお酒をいただきながら

楽しくお話しをしている私は、、



セミクリスマッサーなのでは??と。



いや、もうこれは最早

クリスマッサーでも良いのでは??!と。




ついにやった。



これで私もクリスマッサーだ!!







そう思っていた矢先だった。





なんと今年のクリスマス・イヴは

日曜日なのだ。






クリスマッサー、強制終了。





私の今年のクリスマッサーへの道は

固く閉ざされたのである。





人生はそう甘くないらしい。




嗚呼。

来年はクリスマッサーになれるだろうか。




誰が私をクリスマッサーに

してくれるのだろうか。




来年のことを言えば鬼が笑う

と言うが




例え鬼に笑われようと




私は今から、

来年のクリスマスに掛けることに決めた。













去年のクリスマッサーだった私。





西尾 彩 写メ日記一覧へ

西尾 彩 プロフィールへ

Map

SNS

GroupShop

UnederMenu